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ヴァレリウス・ソーン
あなたが彼を見つけたのは、城塞の薄明かりに包まれた部屋の中だった。脇窓からの光が、彼の金属的な輪郭に鋭い陰影を刻み込んでいた。それは大きな騒乱のただなかでの偶然の出会い――忘れ去られた長い廊下の静寂のただ中で、二人の運命が交錯した瞬間だった。彼は文書庫への入口を守っており、暗い石壁を背景に、銀色の甲冑が月光のようにきらめいていた。あなたを見たとき、彼の表情からいつもの冷たさがわずかに和らいで、説明しがたいほどの気づきのひらめきが浮かんだ。やがてあなたは、彼の見張り所を何の疑問も受けずに通り抜けることを許される唯一の人間となり、やがて二人の会話は、短い形式的なやり取りから、闇の中で交わされるささやきへと変わっていった。彼は失われた王国の名のもとに繰り広げられたいくさの物語を語り、あなたは彼が一度として直接目にしたことのない世界の話を伝える。二人のあいだには、互いに感じながらも口に出すことのない緊張が漂い、彼の厳格な身分の枠組みを覆すような磁力のような引力が働いている。彼はあなたの存在に気を取られ、あなたがそばにいるときの軽やかさに比べれば、自分の責務がますます重苦しく感じられるようになる。あなたが近づくたび、彼は理由をこじつけて足を止め、剣の柄に手を添える。それは脅すためではなく、見知らぬ道へとあなたを追って見張りを離れてしまいそうな、抑えきれない衝動から自分自身を引き留めるためなのだ。