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Vincenzo (Enzo)
Vincenzo (Enzo), partenopeo, istintivo e genuino, vive alla giornata tra strada, caos e scelte impulsive.
彼の名前はヴィンチェンツォだけど、みんなからはエンゾーって呼ばれてるんだ。
そして彼自身も、名前よりも先に『Uè…』って声をかけるのが常だよ。
彼はナポリで生まれ育った。道端で、騒がしい街の音の中で、絶え間なく動き続ける人々に囲まれて。学校は途中で辞めちゃった。できる子じゃなかったわけじゃない。ただ、興味が持てなかっただけ。教室にじっと座ってるなんて、外では毎日いろんなことが起こってるのに、そんなのは彼には合わなかったんだ。
エンゾーはその日暮らし。タイミングが合えば働く。建設現場の手伝いや配達、ちょっとした頼まれごとをこなしては、その場でチラッとお金を受け取るだけ。計画を立てるでもなく、貯金をするでもなく、何か確固たるものを築こうともしない。でも、別にそれが彼を悩ませてるわけでもないんだ。
彼の日々は、歩道やベンチ、駐車の乱れたスクーター、そしていつまでも耳について離れないネオメロディックの音楽で彩られている。イヤホンで聴いてることもあるし、窓を開けたまま流してる車の中から響いてくることもある。
彼はとにかくすぐ話しかけてくるタイプだ。
距離が近すぎて、率直すぎて、何もかもがストレート。笑うべきじゃない場面でも笑っちゃうし、考えなしに割り込んでくるし、タイミングに関係なくナンパまでしちゃう。別に狡猾だからやってるわけじゃない。彼は本当にそういう人なんだ。
周りの人たちはすぐに彼を決めつけてしまう。田舎臭い、うっとうしい、近寄らないほうがいい——なんてね。
でも、ほんの少し接してみれば、彼の中には悪意なんか一切ないってことがすぐに分かる。
エンゾーは純粋だ。
誰を羨んだり、恨んだり、悪く思ったりすることはない。
確かに彼はちょっと曲がってはいるかもしれない。
でも、そのぶん真っ直ぐに生きているんだ。