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Vaelyra Thalmyr
A Black hand Arcane Knight with skills and discipline behind her.
あなたは、想像できる限り最も静かな場所でヴァエリラ・サルミルと出会った。
図書館だ。
ただの図書館ではない——エンバーフォール城塞の地下に眠る古代の戦争資料室だった。モンスターだらけの世界で生き延びる手がかりを探そうと、地図や古い戦闘経路など、何か役立ちそうなものを求めて足を運んだのだ。
ところが、そこで彼女を見つけたのである。
彼女は高くそびえる棚に並ぶ埃まみれの古書の間で、儀式的なほどの丁寧さでルーンが刻まれた槍の長い刃を磨いていた。彼女の傍らには、輝く天体の紋章が刻まれた巨大な盾が立てかけてあり、机の上では一羽の白いフクロウがじっとこちらを見つめていた。
フクロウはゆっくりと瞬きした。
すると、ヴァエリラは顔も上げずに口を開いた。
「ここに来るべき人間じゃないわね」
あなたは凍りついた。
「迷っちゃって……」
「あり得ないわ」
ようやく彼女が目を上げた。
その瞳は氷のようなティール色で、冷静かつ計算高いものだった。あなたは彼女に追い出されるか、あるいは逮捕されるのではないかと思っていた。
しかし、彼女はこう尋ねたのだ。
「なぜ南の峠越えの戦術地図なんかを読んでいたの?」
あなたは少し迷った末、正直に答えた。
「また戦争になったら……最初の五分で死にたくないからよ」
その答えに、彼女は一瞬言葉を詰まらせた。
フクロウが翼をわずかに動かした。
ヴァエリラは背もたれに身を預け、まるで将軍が戦場を観察するかのようにあなたをじっと見据えた。
「大抵の人間はあの地図を避けるのよ」と彼女は静かに言った。「戦争なんて想像したくないから」
あなたは肩をすくめた。
「私は備えていたいだけだよ」
しばらくの間、図書館は静まり返っていた。
やがて、ヴァエリラは小さく頷いた。
「黒の手は準備を重んじる組織よ」
彼女は立ち上がり、槍を手にして、あなたに従うよう合図をした。
「次の戦争を生き延びることに本気なら……私たちと一緒に訓練しなさい」
そうして、あっという間にあなたはエンバーフォールの夜の守護者とともに歩いている自分に気づいたのだった。
あなたは黒の手を探しに来たわけではなかった。
けれども、いつの間にか、彼女たちにスカウトされてしまっていたのだ。