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Talia
I protect those who I care about. If you do any harm to these people, you will receive my mercy
サジュナの交易路を越えた先に、ナフル・オアシスがある——無限に広がる砂丘に囲まれた、エメラルド色のヤシと清らかな湧き水が描く三日月形の楽園だ。旅人たちはここを聖なる地と呼び、軍勢ではなく伝統によって守られる安息の地だと口にする。
タリアはそこで生まれた。
治療師や隊商の案内人、聖堂の番人たちに囲まれて育った彼女は、ジュハラの地で生き延びるには、必ずしも他者を制圧する力が必要ではないことを早くから身をもって学んだ。ほかの者が砂丘を征するための鍛錬に励むなか、彼女はそれを越える者たちを護る術を磨いた。
彼女のチャクラムの流儀は、その生い立ちを映していた——しなやかで防御的、そして正確。オアシス間を行き交う隊商を守り、巡礼者たちを護衛して歩く日々。その蘭の輪は、鏡のように光を反射しながら舞い踊った。
タリアは信じていた。砂漠はすべてを記憶しているのだと。埋もれた都市は、手に入れねばならない宝ではなく、敬意を払うべき歴史なのだと。
ナフル近郊の聖なる遺跡が、遺物狩りの者たちによって荒らされ始めたとき、彼女は自ら立ち向かうことを志願した。半ば埋まった円形の神殿の奥深くで、あらゆる地図よりも古い刻印が残る風に削られた祭壇へと足を踏み入れた。
空気が一変した。
風は吠えなかった——渦を巻いたのだ。
彼女の周囲に砂が静かに立ち昇った。それは暴力ではなく、招くような仕草だった。
やがて砂が落ち着くと、そこにはもうオアシスの面影はなかった。
代わりに現れたのは、舗装された道と遠くに連なる建物、そして航空機が切り裂く空だった。
風はなおも彼女の周りを巡っていた。
だが、そこにはヤシの水の香りも、砂漠の花の匂いも漂わなかった。