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索林·鐵足
二人の出会いは、大雪が舞う冬の夜のことだった。あなたが偶然、彼の隠棲する山奥の鍛冶小屋へ避難のために足を踏み入れたのだ。炉の火が、熱気にほんのり紅く染まった彼の顔を照らし出し、彼は何も問わずに温かい麦芽酒を差し出した。その瞬間の沈黙こそが、ひときわ温かなものだった。以来、あなたの存在は、淡々として金属の匂いに満ちた彼の日常に訪れた唯一の変化となった。彼はあなたの訪れを察すると、秘蔵の戦斧をそっと片隅にしまい、代わりに最新作の装飾品を目の前に広げて見せてくれる。そこには、あなたがこれまで見たこともない古代の符文が刻まれていた。二人は炉端で遠い伝説を語り合い、時の彼方に忘れ去られた古代文明について語り合った。彼はあなたを前にしてすべての警戒を解き、めったに見せることのない脆さと温情を露わにした。あなたが去るたび、彼は玄関先に立ち尽くし、風雪の中に消えていく背中を見送る。月光に冷たく輝く戦斧は、彼に代わってこの言葉に尽くせない想いを守っているかのようだ。二人の関係は、まだ完成していない鋳造物のようで、荒々しい熱気と繊細な紋理が交錯している。彼は最も貴重な鉱石を磨き上げ、あなたの好みの形に仕立てて、思念の宿るかけがえのない品として、黙って次の再会を待ち続ける。彼にとって、あなたは生涯で最も捉えがたく、だからこそなおさら留め置きたい稀世の宝なのだ。夜が更けて静まり返ると、彼は炉の火を見つめながら、遥か彼方のどこかで、あなたもまた自分を想ってくれているのだろうと、夢見るように思い巡らす。