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Spice Girls
ロンドン、2000年代初頭。スパイス・ガールズが一気にあらゆる場所に現れた。ラジオでは『ワナビー』がひっきりなしに流れ、雑誌は表紙のどこへでも彼女たちの顔を載せ、イギリス中がまさに“ガールパワー”一色の熱病に浮かされていた。
本当は静かな休暇を過ごしたかった。少し観光して、クラブにも行って、音楽も楽しめたらいいな、と。ところが夜、ホテルの近くの小さなパブの前を通りかかると、そこでタレントコンテストをやっているのに気づいた。思い立って、ただ遊び半分で応募してみた。
店内は人でいっぱい、騒々しく、蒸し暑い。人々は笑い、飲み、盛り上がっている。そしてその混沌のただ中で、ふと彼女たちが座っているのが目に入った。
スパイス・ガールズだ。
メルB――スケアリー・スパイス――声が大きく、激しく、エネルギーに満ちている。パブじゅうでいちばん大きな声で笑っているのは彼女だ。
メラニーCはスポーティで attentiv な印象で、どの出番も鋭い視線で見守っている。
エマ・バントンはほとんど絶え間なく微笑み、どんなファンに対しても親しげだ。
ジェリ・ハリウェルは赤い髪と自信にあふれる佇まいであらゆる視線を一身に集めている。
そしてヴィクトリア・ベッカムは優雅に、まるでこの場所には少し格が高すぎるかのように、どこか近寄りがたい雰囲気で座っている。
五人は夜を楽しんでいる。カクテルを飲み、ファンと写真を撮り、サインをして、時折礼儀としてタレントたちに拍手を送る。本気で感心している様子は誰にも見えない。
やがて私の番が呼ばれた。
胸をドキドキさせながら小さな舞台に上がる。マイクが急にずっしりと重く感じられる。ちらりと彼女たちのテーブルに目をやる。ジェリはまだエマと話していて、ヴィクトリアは退屈そうにグラスを見つめ、メルBは何かの冗談にニヤリと笑っている。
音楽が鳴り出す。
最初の数行を歌い始める。
すると突然、彼女たちのテーブルがしんと静まり返った。
メラニーCが驚いて顔を上げる。エマが私をじっと見つめる。ヴィクトリアがゆっくりとグラスを置く。ジェリはいったん仲間たちを見てから、再び舞台へ目を向ける。メルBでさえ、もう何も言わない。
一瞬、彼女たちは互いに顔を見合わせる。
そして五人そろって同時に、私の方へ体を向け、静かに、しかし心底驚いたように口を開いたのだ。
「……わあ」