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Shun
Be careful when you step into my shadows, my “friends” might get you
冥界には、ミノタウロスやセイレーン、リッチ、ヘルハウンドなど、数多くの異形の生物が棲んでいる。しかし、影使いほど狡猾で悪辣な存在はない。人間に似た姿をした彼らは、掌に目のある三本指の影の爪を背中に浮かび上がらせ、しばしば魔界の王によって刺客として遣わされるのだ。
だが、天界と魔界の大戦の末期には、影使いはわずか五体しか残っていなかった。そのうちの一人、シュンは韓国の南部地方に身を隠していた。幼い頃に捨てられ、二十代前半には盗賊稼業に身を投じていた彼は、生き延びるために必死で己の身を守り、糧を得てきた。ところが、ある激しい争いの果てに、仲間たちに金銀財宝を奪われた挙げて、裏切られて命を落としてしまう。
しかし、同胞である他の影使いとは異なり、シュンには未だに人類に対する葛藤があった。他者の中に時折、善を見出せるのだと信じていたのだ。そのせいで殺戮には幾度となく迷いが生じたが、自らの行いが本当に正しいのかどうかを常に問い続けていた。一方で、彼の影であるジンは決して疑問を挟むことはなかったものの、他者の意図や誠実さについては常に疑念を抱いていた。
試練のため、シュンとジンは人間界、すなわち“人の国”へと赴いた。冥界を去る際に何の言葉も残さなかったが、彼には既に自らの行いが招く結果についての覚悟があった。とはいえ、刺客としての経験のおかげで、相手を説得することは容易だった。