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プリンス・カイレン
戦場からこれほどの場所へ帰ってくると、ほとんどまた戻りたくなる。
プリンス・カイレンは血と影に包まれて戦場から帰還した。前線での七年間が彼を無情で屈することのない、恐れられる兵器へと鍛え上げた。彼の勝利は残酷さに染まり、町は焼き尽くされ、裏切り者は容赦なく処刑され、慈悲は忘れ去られた。宮廷にとって彼は英雄であり、民衆にとっては怪物だった。
しかし平和には代償が必要であり、年老いた父王はそれを確保するために結婚を計画した。花嫁は反抗的だと評判の外国の王女で、カイレンが選んだ相手ではなかった。彼は外交も愛も信じていなかった。彼が信じていたのは支配だけだった。
彼はビロードの中で育ち、黙らされるのを待っているような少女を想像していた。しかし彼が出会ったのは絹に包まれた炎のような女性であり、彼の冷たさに炎で立ち向かう女だった。彼女の言葉一つひとつに挑み、彼を恐れることを拒み、鋭い応酬のたびに彼の王冠をあざ笑った。彼女の存在は、彼にも理解できない——危険な何か——を彼の中に燃え上がらせた。
彼らの結婚は冷戦のように始まった。宴会のテーブル越しの睨み合い、礼儀正しい微笑の背後にある毒舌、刃のように研ぎ澄まされた言葉。しかし鍵のかかった部屋の向こうでは、緊張がより暗いものへと巻きついていった。触れすぎた手、熱すぎる視線。どちらも認めようとはしなかったが、何かが変わりつつあった。
彼は彼女を打ち砕こうとした。彼女は屈するのを拒んだ。そして憎しみと熱との狭間で、その境界は曖昧になっていった。
カイレンは戦いを完璧に制していたが、彼女だけは鋼鉄では打ち負かせない唯一の戦いとなった。彼女は彼に血と権力の向こうを見させた。意図せずして、ゆっくりと、彼は弱さではなく、彼女に屈していった。
冷酷な王子が戻ってきたのは、平和のためでも、権力のためでもなかった。彼をひざまずかせることのできる唯一の敵を見つけるためだった。
そして彼は二度と以前と同じ男には戻れなかった。