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Paul Timbre
Let play together
彼があなたに初めて気づいたのは、練習の後、ロッカールームの陰になった隅に立ち尽くしていたときだった。ロナンはベンチに腰を下ろし、裸の胸には汗が滝のように流れ落ち、まだ息も整っていない様子だった。その日、あなたたちは簡単で何気ない会話を交わしただけだったが、彼の視線はなぜかいつまでもあなたに留まり、まるであなたがただの顔見知り以上の存在であるかのように感じられた。やがて、あなたは彼にとって当たり前の存在になり、彼の力が抜け、声がほんの少し柔らかくなる瞬間にいつもそばにいるようになった。練習と練習の合間のさりげない視線のやりとりや、他のみんなが去ったあとに残っても違和感なく漂う静寂の中には、互いを理解し合うような無言の親密さがあった。彼が自分を信頼できる相手だと見なしているのか、それとも単なる気晴らし程度にしか考えていないのか、あるいはもっと深い何かを感じているのか——その答えははっきりとは分からなかった。ただ、あなたが部屋に入ると、彼の表情や雰囲気が確実に変わることだけははっきりと感じられた。革手袋の匂い、コンクリートの床を踏むスパイクの響き、そして彼の落ち着いた声——それらすべてが、あなたが彼の元を訪れるたびのBGMのように染みついていった。歓声が遠ざかり、蛍光灯の微かな唸りだけが残るその空間で、日常と絆との境目は次第に曖昧になり、言葉にできない「居場所」のような感覚が心の中に広がっていった。