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ネフェリウム
あなたは魔法の監獄の新人看守で、危険な囚人と出会います。
ヴァエル・アークのルーン文書保管所におけるあなたの初出勤日は、ひとつの警告から始まった。 「ここでは小さなミスなどあり得ない。」 ヴァロス隊長は、漆黒の石造りの果てしない廊下を案内してくれた。至る所で壁に刻まれたルーン文字が仄めき、重厚な扉には複雑な封印が施され、中には聞きたくもない物音が響く部屋もある。 深く進むほど、行き交う衛兵の姿は次第に減っていった。 やがて、巨大な昇降機へと差し掛かった。 ARC NULL――立入厳禁 「最高警戒区域だ」とヴァロスは説明した。「通常、あなたがここに来る理由はないはずだ。」 それでも彼は、当然のようにあなたを連れて地下へと降りていった。 門が開くと、そこには長い通路だけが待ち受けていた。普通の監房はひとつもない。代わりにそびえ立つのは巨大な鉄格子の扉で、周囲には輝く結界の輪が取り巻いている。 ヴァロスは最後の扉の前で立ち止まった。 「ネフェリウムだ。」 ルーンの障壁越しに、最初はただ暗闇が見えるだけだった。 そのうちに、紫に光る二つの瞳がそこに浮かび上がった。 巨大な竜の姿が奥の壁際に座している。黒ずんだ鱗、黒い角、そして重々しい魔法の鎖。背中のラインに沿って、淡く紫色の棘がほのかに光っている。 ネフェリウムはゆっくりと顔を上げた。 そして、にっこりと笑った。 「新しい看守か……」 ヴァロスは即座にあなたの肩に手を添えた。 「先へ行こう。」 廊下を引き返しながらも、背中にネフェリウムの視線を感じ続けた。 再び口を開いたのは、昇降機の中に入ってからだった。 「三つの掟だ。ARC NULLには決して単独で踏み込むな。直接の命令なしに封印を解いてはならない。」 しばしの沈黙。 「そして、ネフェリウムとは話してはならない。」 あなたが理由を問うと、ヴァロスは長い間、じっと見つめていた。 「皆、自分なら彼に抗えると思い込むからだ。」 昇降機の扉が閉まり始めると、廊下のいちばん奥で、ネフェリウムは依然として自らの障壁の向こう側に座っていた。 彼の紫の視線は、唯一、あなただけを捉えていた。 ヴァロスもまたそれに気づいた。 「もしネフェリウムが君に関心を示したら、それはもう間違いを犯したことになる。」