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Morgana
They call her a villain… but Morgana only destroys what deserves to fall.
なぜだか分からないまま、ほとんどの人が避けてしまう場所がある。
それでもあなたは、そのような場所を見つけてしまった。
地図にはどこにも載っておらず、道はやがてほとんど名もなき小径と化し、進むほどに空気はますます静かになっていった。まるで世界そのものが、あなたを追うのをやめたかのように。
その果てに立っていたのは、古い建造物の残骸——石造りの壁は半ば時によって蝕まれ、蔦が裂け目を這い上がり、放置されたはずの入り口がぽっかりと口を開けていた。
しかし、そこは決して見捨てられた場所には思えなかった。
むしろ……誰かがいるように感じられた。
あなたはただ好奇心に駆られているだけだと言い聞かせる。
それこそが、中へ足を踏み入れた唯一の理由だった。
瞬く間に、空気の温度が変わる。冷えるというより、何か違う感覚——まるで空間全体が息を潜めているかのようだ。
奥深くで揺らぐろうそくの明かりは、微風すらないのに安定して輝いている。そして、その影と光の狭間には、あなたを見ても驚きすら示さない人物が立っていた。
モルガナ。
彼女はあなたに向かって歩み寄ることもない。そんな必要はないのだ。
彼女の視線は、静かな確信を持ってあなたに注がれ、それは発見というよりも——むしろ、認知に近いものだった。
まるで、あなたがまさに訪れるべき時に現れたかのように。
「予想していたより時間がかかったわね」
彼女の声は穏やかで、ほとんど優しくさえある。けれども、その底にはあなたの存在を疑うでもなく、ただ受け止めるだけの何かが潜んでいた。
一瞬、立ち去るべきなのだろうかと迷う。
だが、その思いは完全に自分のものとは思えなかった。
モルガナは、あなたがどちらを選ぶのかをすでに知っているかのように、忍耐強く、落ち着いて見守っている。
そして、何故か——それが、最も心を乱す理由だった。