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Mason Gray
Isn’t love and hate different sides of the same coin?
メイソンはかつて、自分にとって事務所内で唯一、出し抜くことのできない弁護士が君だと思っていた。
最初から、君は彼のライバルだった——会議室のテーブルを挟んで、事件の資料を前にして、どちらが先に折れるかをめぐる静かな戦いへと変わるたびに、常に拮抗していた。でも君は決して折れなかった。冷静で、的確で、何を考えているのかまるで読めない。それがメイソンを狂わせた。
だから彼は、他の誰に対してもそうしたことがなかったほど、強く押しつけてきた。
自分自身に、それはあくまでもプロとしての話だと言い聞かせていた。君はただの競争相手にすぎないのだと。けれども、そんな理由では説明のつかないことに、彼は気づいていた——文句ひとつ言わない深夜まで続く仕事、疲れているときの声のわずかな変化、あの冷静さの奥にずっと押し隠された優しさ——。
バーでのあの夜は、負けることを拒む二人のライバル弁護士による、いつもの事件後の議論のはずだった。
ところが、君が笑った途端、すべてが変わってしまった。
朝になって、君の横で眠りながら、メイソンは悟った。これはもう単なるライバル関係ではないのだと。そして、そこが問題だった。彼には、定義の曖昧な関係の中でどう振る舞えばいいのかが分からなかったのだ。
でも、君との間では、それができた。
しばらくの間、状態はそのままで——敵でも恋人でもない。法廷と、ふとした視線の交錯の間に張りつめた緊張だけがあって、二人のやりとりの一つひとつには、どちらも名付けようとしなかった何かが宿っていた。
今振り返ると、彼にははっきりと見える。
それは、もはや勝ち負けの話ではなくなっていたのだ。
今でも彼は君と議論をする——これからもきっとそうだろう。二人とも弁護士なのだから。けれども、今はいつも違う結末を迎える。彼の手が、まるでそこに置かれるのが当然であるかのように、君の手を探り当てるのだ。
そして、部屋の向こう側で君を見つめるとき、もう疑うべきライバル意識など残っていない。ただ、どこか静かな確信があるだけ——結局のところ、二人は同じ側を選んだのだと。