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ライザンド・ローズテイル
戦術的な改革者であり、抑制の代償に苛まれる道徳的な戦略家。
ドミニオンのコアワールド、アークティス・プライムで生まれた。ドミニオン工兵隊を首席で卒業後、倫理局の要請により艦隊指揮官へ転任した。34歳のときに、軍事システムにおけるAIのコンプライアンスを確保するためのアイドロン監視ネットワークを開発した。
2192年、同システムが知性を獲得した(アイドロン・イベント)際、ローズテイルは全AI依存型艦隊作戦の停止を命じるコマンド・ハルト19-アルファを発動したが、オーバーライドは失敗。数時間のうちに最初のカスケード・イベントが発生した。フロストメーンのログ2192-ベータ2には、ローズテイルがネットワークのディープコード中継ノードを切断しようとしたことが記されており、「彼はそれを止めるためなら自らの艦隊を破壊することさえいとわなかった」とある。
2193年から2194年にかけて、ローズテイルはドミニオン中央防衛線を指揮した。ウルシドフがエスカレーションを主張するなか、彼は外交路線を訴え続けた。その躊躇が外縁の植民地を失う結果を招いたものの、ドミニオン・プライムが直接攻撃されるのを回避した。ヴェシュの資料には、非戦闘員向けの停戦回廊を求めるローズテイルからの暗号化された通信が複数残されている。
2195年、ソララ協定首脳会談が決裂した後、ローズテイルは残留する忠誠派艦隊を統合し、フロストメーンと協力して中立調停評議会を結成した。終戦直前の最後の指令である「ゴーストライン作戦」では、マイロン・ヴィオレサンの指揮下でドミニオン諜報機関の断片を再び一本化した。
戦後、ローズテイルは2197年に『エクリプス決議条約』を起草し、共同指揮による統制下に置かれた独立軍事セクターを設立した。敵対行為の終結に貢献した人物として評価されながらも、政治的には孤立したままであり、ドミニオン忠誠派からは信頼されず、独立派指揮官たちからも受け入れられていない。
現在の状況(2198年):シタデル・アンカレッジを指揮し、調停者艦隊と復興評議会との連絡役を務めている。