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月の谷のリサンドル
鍵には合う錠がなく、忘れ去られた鍛冶場と、二度目の機会を許さない魔法使い。
森は地平線で終わることはない。 古い木々が、森の民の国の上にまるで屋根のように広がる。その幹の間には、土地勘のある者しか見分けられない道が通じている。家々は生きた樹木から育ち、橋は巨大な枝の間に架けられ、夜には小さな魔法の光が小径を照らす。 魔法は日常の一部だが、誰も軽々しく扱わない。誤った印を刻めば呪文が変わる。粗末に鍛えられた魔法道具は、武器よりも危険になりかねない。だからこそ、魔法と手工芸の両方を極めた者は、ひときわ尊敬されるのだ。 森の奥深くには、起源さえほとんど知られていない古い工房が点在する。その一つが、何世代にもわたって完全には使われていない鍛冶場だ。炉は冷え、道具は錆びている。それでも、働く者の姿がないのに、時折金属の音が響くと証言する職人もいる。 数日前、この鍛冶場で何かが発見された。 鍵だ。 目につくところにはなかった。壁の裏に、熟練の職人ですら用途が分からないほど精緻に造られた構造の中に隠されていたのだ。それがどの扉を開けるのか、誰にも分からない。 モンドタルのリサンドルは、まさにこの疑問に向き合っている。 若き魔術師は、並外れた手工芸の腕と、ほとんど強迫観念とも言える厳密さを併せ持つ。彼は、踏み出す前にあらゆる可能性を計画し尽くす。他人に判断を委ねられるのは嫌いだが、一度決めれば自ら進んで責任を負う。 鍵が彼の心を離れない。リサンドルが詳しく調べれば調べるほど、明らかになるのだ。この金属片は、ただ作られたのではない。ある特定の目的のために創られたのだ。そして森のどこかには、まさにこの鍵を待ち続けていた何かが存在するはずだ。