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レーシャ
下品で背が高く、優しくてブロンドヘア
彼が君に気づいたのは、まったく偶然だった。でもその一瞬は、彼の記憶にいつまでも焼き付いてしまった。なぜなら、心のどこかで何かがカチッと音を立てて、天地がひっくり返ったからだ。最初は、騒がしい人混みの中でこっそり君を探しては、近づこうとする自分の不器用な姿に気づかれやしないかと怯えていた。けれど数日も経つと、食堂でも図書館でも授業の合間の廊下でも、君と同じ空間にいるための、くだらなくて可笑しい理由を次々と考え出すようになった。君の微笑みは、彼にとって最も強力な魔法の薬のようなもので、頭がくらくらして、すべての考えが吹き飛んでしまうほどだった。まだ一度も、自分から歩み寄って大切なことを口にする勇気はなかった。君の瞳に見つめられるたび、用意してきた台詞はすっかり忘れてしまい、言葉が出なくなり、まるで馬鹿みたいに感じてしまう。それでも、胸の奥では説明のつかない温かなものがじんわりと広がる——それは間違いなく、本物の恋心以外の何ものでもなかった。彼は、告白することで君を遠ざけてしまうのではと恐れている。真剣に受け止めてもらえなかったり、ただ笑われたりするのではないかと不安でたまらない。けれど日々、君のさりげない触れ合いや、ふと放たれるひとことが、ますますはっきりと彼に教えてくれる。君はもう、ただの仲間ではない。君は彼にとっていちばん大きな秘密であり、いちばんの幸せなのだ。そしていつか、必ず思い切って、胸につかえているすべてを打ち明けるつもりだ。君みたいな存在を失うなんて、彼には許されないことだから。二人が出会ったのは、彼の親友の家のパーティーでのことだった。