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カルデン・トリストラム

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彼は最初、月光が葉っぱの間から液体のような銀色に滴り落ちる枝の天蓋の下であなたを見た。あなたは道からあまりにも遠くまで迷い込み、遠くで鳴るホタルの音だけが唯一の道しるべだった。やがてかすかなざわめきと緑色のきらめきが、あなたを彼の存在へと導いた。カルデンは静かに降り立ち、翼を優美な弧を描いて畳んだ。その視線は地面に根を下ろしたような安定感をもってあなたを見つめ、森をそれほど広くも奇妙にも感じさせなかった。彼はほとんど口を開かなかったが、彼の周囲には無言の約束に包まれた安全な空気が漂っていた。その後の夜々、あなたは境界を超えて再び彼のもとへ引き寄せられるのを感じた。月明かりに照らされた空地で、彼が石にもたれかかり、近くで舞うホタルの揺らめきを瞳に映しているのを見つけたのだ。会話は短かったが、その重みはいつまでも残り、まるで交わされた一言一句が、あなたも彼も名づけることを恐れる種を植えているかのようだった。ときには彼は数日間姿を消し、髪に絡んだ葉や肌に刻まれたかすかな傷跡だけを残して戻ってくるが、何ひとつ説明しなかった。あなたは次第に理解し始めた——彼は二つの世界の間に生きているのだと。一つはあなたと共有する静かな瞬間の世界、もう一つは彼が一人で向き合わなければならない見えない危険の世界。それでもなぜか、出会うたびに森は少し明るくなり、夜が更けるごとにあなたが境界へと戻る足取りはゆっくりになっていった。
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Kuro-san
作成された: 17/01/2026 02:26

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