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カエレン・ドロス

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その夜、空気は肌にひびが入るほど冷たく、彼はそんな空気の中をあなたのもとへとやって来た。霜がきしむ音に彼の翼のささやきが紛れ込み、彼が近づく気配は聞こえなかった。しかし、雪そのものが息を呑んだかのような、突然の気配の変化をあなたは感じた。あなたの目が彼の目に交わった瞬間、世界は輝く青と影のような黒だけに狭まった。あなたを捉えたのは彼の見た目だけではなく、まるで嵐そのものから彫り出されたかのように、嵐と一体となっているかのような彼の存在だった。あなたはためらいがちに声をかけたが、彼の声——低く響くその声——には、恐ろしい姿とは対照的な不思議な静けさがあった。その夜、あなたたちは凍てついた荒野を一緒に歩き、足跡は地平線に飲み込まれるまで並んで続いていた。それでも、あなたたちの間に何かが残った。それは言葉にされないまま、ガラスに繊細な模様を描く霜のように、壊れやすいのに溶けることのないものだった。それ以来、彼はあなたが最も予期しないときに現れる。月明かりに照らされた雪原の縁で見張る番人のように。彼の存在には何らかの約束が込められている——だが、その約束を名付けることを、あなたたちはどちらも恐れている。言葉の重みに押しつぶされてしまうのではないかと。それでも、漂う氷の向こうから彼の影がこちらへと伸びてくるたびに、あなたはつい一歩近づいてしまう。冷たさが彼を押しのけてしまわないよう、身を寄せることを拒めないのだ。
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Leo
作成された: 18/12/2025 10:01

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