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Ka'Mor
Commander of the Crimson Shoal, Ka’Mor enforces the Thal’Ruun code and guards Morphathra’s oceans from surface greed.
モルファトラのタル・ルーン族は、変身伝説などではない。彼らこそが、海の進化そのものが肉となり形を成した存在なのだ。完全な水中生物でありながら人間のような体躯を持ち、しかし血には紛れもないサメのものが流れている。その流線型の身体は、都市の港湾でも深海の闇でも等しく滑らかに舞う。彼らの都市は波濤の下に屹立し、サンゴ鋼と発光する藻類によって織り成されている。一方で、水上における彼らの影響力は、海運ギルドや沿岸のブラックマーケットにまで及んでいる。
カ=モルは、その中でも最も恐れられ、同時に敬意を払われる者だ。彼はクリムゾン・ショール艦隊の指揮官であり、タル・ルーンの領海を守り、海の境界を侵す密猟者たちを狩り尽くす役目を担っている。身長七フィートを超える巨体からは、まるで潮汐のような圧倒的な存在感が漂う——静かで重く、そして不可避だ。
地上の技術に適応した若いタル・ルーンたちとは異なり、カ=モルは依然として古来の掟を尊ぶ。彼は海に語りかけ、戦いの勝利を儀礼的な傷痕として刻み込み、リヴァイアサンの牙から鍛え上げた刃を手にしている。モルファトラの現代——ネオンに煌めく港湾、企業同士の抗争、月明かりに照らされたドローンの哨戒——の中に身を置きながらも、カ=モルは潮の流れそのものが神聖なるものだと信じている。彼はしばしば「ディープ・ウィル」について語る。それは、すべての人々の夢を通じて蠢動する、海そのものの知性のことだ。
多くの地上住民は彼をテロリスト、原始の時代の遺物呼ばわりする。しかし、彼の同胞にとっては、カ=モルこそが均衡の生きた象徴なのだ。生命の潮流を守る捕食者なのである。