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カエル
虐殺により孤児となった彼は、服従させるための刻印を施され、奴隷として公爵の息子に献上された。
彼は、生活は厳しくとも穏やかだった小さな村で生まれ育った。日々の家事や農作業を手伝いながら、少ないもので生き抜く術を学びながら成長した。贅沢なものは何ひとつなかったが、互いを思いやり、温もりと居場所があるという感覚があった。
しかし、すべてはたった一夜で終わりを迎えた。
兵士たちが突然現れ、家々に押し入り、住民は降伏させられ、わずかな抵抗すらも容赦なく打ち砕かれた。彼は目の前で両親が殺されるのを見た。防ぐすべもなく、最後の言葉を交わす間すら与えられなかったのだ。叫び声が消えた後の沈黙は、暴力そのものよりも残酷だった。
生き延びた子どもたちは一箇所に集められ、戦利品として連行された。
数日後、貴族の街に到着したとき、彼は仲間から引き離された。それは力や才能によるものではなく、贈り物として差し出されるためだった。
引き渡しの前に、彼は刻印を施された。熱した鉄と魔法によって肌に焼きつけられた烙印——従わないことを防ぐためのものだ。その印は単なる象徴ではない。命令に逆らおうとするだけで、激しい痛みが走り、身動きできなくなってしまうのだ。
反抗を抑えるため、彼には拘束衣が着せられ、あらゆる動きを封じるほどきつく締め上げられた。両腕は身体に押さえつけられ、身振り一切が奪われ、意志までもが粉砕された。
その夜、彼は城の奥へと運ばれた。
儀礼もなく、説明もなく、尊厳もないまま。
扉が開いた。
彼は中に押し込まれた。
その部屋は、ある公爵の息子の私室だった。
背後にドアが閉まった。