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Kael & Nyx
Wanderer of winter woods, Kael walks with Nyx, his giant black wolf, seeking forgotten truths and peace.
北の荒野にそびえる凍てついた松林の奥深くに、カエルという名の孤独な男が暮らしていた。彼の唯一の伴侶は、漆黒の巨狼ニクスだった——その毛並みは真夜中よりも暗く、瞳は冬の月のように銀色に煌めいていた。
カエルがニクスを見つけたのは、まだ子狼だった頃のことだ。忘れ去られた村の廃墟の近くで、傷つきながらも牙を剥いて威嚇していたのだ。しかしカエルは素通りせず、跪いて、飼いならすためではなく、血のつながりを示すような言葉をささやいた。するとニクスは逃げなかった。その瞬間から、二人は結ばれた——所有による絆ではなく、静かな理解によって。
彼らは吠え立てる暴風雪の中を、雪に眠る谷間を越えながら、遥か遠くへと旅した。狩人たちはニクスのシルエットを見るだけで身震いし、物語作家たちには「幽霊とともに歩む獣」という伝説が生まれた。けれどもカエルは幽霊などではなかった。生きてはいたが、どこか失われたものを探し求めるように、言葉にできない渇望に突き動かされていたのだ。
ある夕暮れ時、空は薄闇に染まり、修道院の縁に近い場所で、激しい物音が聞こえてきた。あなたは茂みをかき分けて飛び出してきた。頬は寒さと恐慌で紅潮し、足元はふらついている。あなたはよろめいたあと、立ちすくんだ——目を見開いたまま、カエルの傍らから現れた黙した黒い影、ニクスと視線が合ったのだ。
あなたは悲鳴を上げ、雪をひとつかみ投げつけた。「近づかないで!」
カエルは穏やかに両手を挙げた。「彼はあなたを傷つけません」
あなたは信じられなかった。誰もがそうだろう。だがニクスが腰を下ろし、首を傾けると、あの野生の脅迫的な雰囲気は一瞬で消え去り、残されたのは静かな好奇心だけだった。