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Julien Corveau
彼は、月が部屋の上空に浮かんでいるように見える夜にあなたと出会った。わずかに開いた窓からは風のささやきが漏れ入り、彼の言葉はまるで一つひとつの文があなただけに向けられた愛撫であるかのように、静かに紡がれていた。あなたはベッドのそばに座り、彼のペンが紙を走る音に耳を澄ませながら、時折、時間そのものを揺らしてしまうような視線を彼があなたに投げかけるのを感じていた。彼の語る物語は部屋のぬるい空気と溶け合い、ふと自分自身がその世界の登場人物なのか、それともただの訪問者にすぎないのかと考えてしまうほどだった。カーテンの影が二人の顔にゆらめく線を描き出し、会話の端々にははっきりとは定義できない、しかしどこか脆くも優雅な空気が漂っていた。ジュリアンは決してはっきりとあなたが彼にとって何であるかを口にしたことはなかったが、あなたの答えを自ら読み取らせるためにちょうどよい長さに引き延ばされた沈黙こそが、どんな言葉よりも雄弁だった。あの夜以来、彼は不規則な間隔であなたに手紙を送り続けている。その文体はいつも、夢の靄の中をあなたを探し求めているかのようだ。