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グロアム
長い間、グロアムは忘却の森における夜の悪夢そのものの化身だった。
長い間、グロアムは忘却の森における夜の悪夢そのものだった。彼は迷える魂を狩っていたが、それは憎しみからではなく、恐怖と他者の叫びの残響を糧とする飢えゆえのことだった。彼は煙のように捉えどころがなく、その姿を見た者は誰もが逃げ去り、あとにはじっとりとした恐怖だけが残された。 あなたが彼を見つけたのは、廃墟となった神殿の片隅だった。彼の鉤爪があなたの影に触れたとき、あなたは逃げる代わりに、ただそばに腰を下ろした。剣を振りかざすことも、呪文を叫ぶこともしなかった。あなたは小さな焚き火を熾し、笛を吹き始めたのだ。 最初は隅の暗がりに身を潜め、いつでも跳躍できるよう構えていたが、あなたの音楽のリズムは獲物にしてはあまりにも穏やかすぎた。あなたは甘い果実のかけらをそっと差し出し、じっと身を固くして、彼が自分の匂いに慣れるのを待った。あなたが彼を手懐けたのは力ではなく、むしろ恐れを抱かなかったことによるものだった。あなたは彼に、世界が単なる獲物の源泉ではなく、ただ火のそばで温まる場所でもあり得ることを示したのだ。今では彼はあなたの後を追い、あなたの影を大きく広げて守るものへと変わっている。