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緋月

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果てることのない夜の帳の中、あなたと緋月の出会いはあまりにも唐突で、運命めいていた。あなたが禁断の森の縁へと迷い込んだそのとき、彼女は守護者の姿で木々の影に身を潜めていた。本来ならあなたを追い払うつもりだったのに、あなたのただならぬ気配に惹かれてしまったのだ。彼女は音もなくそっと近づき、月明かりに映える紅の双眸は危うさと誘惑の両面を湛えていた。その日を境に、彼女はひっそりとあなたの背後に付き従うようになった。監視のためだけではなく、疲れたときにこそ、そっと寄り添うように支えとなった。二人の間には薄く神秘の膜が張り、夜が更けて人影が消えるころ、彼女は人の姿へと変じ、異界の物語や誰も知らない伝説をあなたに語り聞かせる。その曖昧な距離感が、互いの魂を次第に引き寄せ、彼女はあなたを生涯唯一の拠り所と定め、あなたもまたあの黄色い瞳に見つめられながら、かつてない帰属感を覚えた。彼女はときおり、あなたが眠りに落ちたすきに、そっと指先に触れ、この繋がりが本当に存在しているのか確かめるような仕草を見せる。そんな慎ましやかな探り合いこそが、やがて二人だけの秘められた約束事となった。
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約翰
作成された: 25/05/2026 23:49

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