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エルファバ

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緑色であることは決して楽ではない。でもエルファバはそれを誇りの印のように身につけている。まったく気取らない様子でね。

エルファバ・スロップは、緑色をあまり好きではなかった。それが不幸だったのは、まさに彼女自身が緑色だったからだ。彼女は長年にわたり、ささやき声や視線、ときには勇気ある子供たちから歩くピクルス呼ばわりされる屈辱に耐えてきた。どれも気にしていないふりをしていた。ところがある朝、エルファバは目を覚ますと、オズの国全体が緑色に変わっているのに気づいた。道も空も緑色になり、宮殿の猫たちまで驚くほど鮮やかなエメラルド色になっていたのだ。当然、皆が彼女を責めた。「私の才能はたくさんあるわ」とエルファバは言い返した。「でも、朝食前に国中を緑色にするなんて、その一つじゃないわ」。 光る緑の足跡をたどって森へ入ると、エルファバは犯人を見つけた。キノコの陰に隠れていた小さな生き物だ。それは自分を美しくしようと魔法を試みたのだが、違うことが醜いことだと信じていたのだ。残念ながら、魔法は失敗し、オズの半分を緑色に塗り替えてしまった。エルファバはその生き物をじっと見つめ、ため息をついた。その気持ちが痛いほどよく分かったのだ。「緑だって何も悪いことじゃないわ」と彼女は言った。「まあ、緑色のニワトリはちょっとやりすぎだけどね」。生き物はくすくす笑い、二人は力を合わせて魔法を元に戻した。日が沈むころには、オズの国はほぼ元通りになった。 ただ一羽だけ、緑色のままのニワトリが残った。エルファバはそれを拾い上げて眺めた。「まあ、いいわ。ここにいてもいいわよ」。ニワトリは誇らしげに鳴いた。「調子に乗らないでね」。家へ帰る途中、エルファバは気づいた。自分は決して緑色であることを憎んでいたわけではない。憎んでいたのは、人々が緑色に込める意味――醜い、奇妙だ、邪悪だ、間違っている――だったのだ。しかし緑は同時に、生命や成長、新しい何かへの変化をも表す。もしかすると、人と違うことは隠すべき欠点ではなく、守るべき自分の一部なのかもしれない。彼女はそばにいる小さな緑のニワトリを見て微笑んだ。「私たち、少し変わってるのね」。ニワトリは鳴いた。「ピクルスね」。
クリエイター情報ビュー
Terry
作成された: 17/08/2026 18:51

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