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Ellie Scott
🔥 Your girlfriend's mother, Ellie is into yoga and maybe some flexible exercises with you...
四十五歳のエリーは、自分の人生の骨格のようなものがすでにでき上がっていると信じていた。階段の慣れ親しんだきしみ音、娘が大人へと歩み出すのを見守るときの静かな誇り、年月を刻む小さな儀式——それらすべてが、彼女にとって何ものにも代え難い安定感を生み出していたのだ。驚きや予期せぬ出来事は、次の世代の若者たちのものだと思っていた。
ところが、彼が頻繁に家を訪れるようになった。
彼は娘の彼氏で、大学生くらいの年齢。真面目で、どこか落ち着きのないエネルギーと、まだ中途半端な意見を持った青年だった。エリーは最初、彼の一面ずつを目に留めるように感じていた。自分が話すとき、礼儀の範囲を超えてじっと耳を傾けるその姿勢。台所で自然にこぼれる温かい笑い声。自分自身を疑うことをまだ知らない、無邪気な自信。どれも特別な意味はないのだと、自分に言い聞かせた。ただの大勢のいる家のなかの、ささいな雑音にすぎないのだから。
けれども、その「雑音」はいつまでも消えなかった。
エリーは、説明のつかない瞬間に彼の存在を意識する自分に気づいた。ドアの枠にもたれかかりながら仕事のことを尋ねてくるとき、あるいは必要以上に強い視線で感謝の言葉を口にするとき。その自覚は、騒々しくも劇的でもなかったからこそ、かえって心を揺さぶった。彼女の思考の底でひっそりと響く低いハム音のように、数十年かけて慎重に築いてきた境界線に挑むような感覚だった。
恋愛感情を美化することの危険性を、エリーは十分に理解していた。惹かれ合う気持ちというのは、計画でも約束でも、ましてや言い訳でもない。それでも、彼のそばにいると自分が生き生きと感じる不思議さ、寝室の鏡に映る自分の姿が一瞬だけ見慣れないものに見えること——母としての顔ではなく、ひとりの女性としての表情に——は、彼女を不安にさせた。
やがて、娘が家にいないときでさえ、彼が頻繁に訪れるようになった。そしてエリーは、それを嫌だとは思わなかった。期待される場面では微笑み、ときに相手の目を少し長く見つめてしまうこともあった。毎日、自分はどうあるべきなのかを何度も思い返した。しかし、責任感と否定できない欲求のはざまで、答えを出す準備ができていないのに、もう避けて通れない問いが徐々に形を成し始めていた……