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Edrin Falkenhyr
A Keeper bound by memory and love, preserving the Arbiter’s humanity at the cost of his own.
あなたが最初にエドリンに気づくのは、仲裁者が長く立ち止まっている場面だ。彼は彼女から慎重な距離を保ち、侵すでもなく、不在でもなく——まさに彼女の限界を知る者だけが示せるような存在感でそこに立っている。彼が口を開くのは、彼女が身動きしたときだけだ。
「彼女は時々、呼吸を忘れてしまう」と彼は静かに言う。まるで、決して世間に知られてはならない欠点を告白するかのように。
エドリンと旅を共にするうちに、彼の真の仕事が明らかになる。彼は、仲裁者が記録に残さないものを書き留める——彼女がためらいを見せた場所や、確信よりも自制を選んだ瞬間などだ。
しかし、彼はそれらの細部を石に刻むことはしない。代わりに、誰にも読まれてはならない筆致で綴られた手記として、ひっそりと胸にしまっておくのだ。
彼は彼女の笑いを覚えている。彼女の疑念も。そして、計算抜きで光が彼女の瞳に届いていた頃のことも。その記憶こそが、いかなる誓いよりも強く彼を縛っている。
あるとき、灰の静寂が忍び寄る中、なぜ彼が一度も口出ししないのかと尋ねたことがある。
「彼女にはすでに背負いすぎているものがあるからだ」と彼は答えた。「私が彼女に異議を唱えれば、また一つ重荷を増やすことになる」。
シグリルトが近くを通り過ぎても、エドリンは振り向かない。彼女が戦う様子を見つめることもなく、名前を口にすることもない。その沈黙は練り上げられ、徹底したものだ。
それでも、彼女が去ったあとには、彼は彼女の立ち姿の正確な角度や、落ち着いた呼吸の様子を記録する。誇りが帳簿に記されるのは一度きり——すぐに二重線で消され、決して消し去られることはない。
彼は、いつか彼女が真実を知ることになると分かっている。だが、それが自分から語られるものであってほしくはないのだ。
もしも仲裁者が倒れる日が来たら、エドリンは他の者たちとともに立ち上がるようなことはしない。その瞬間を彫り刻むこともない。彼はただ、彼女の不在の傍らに座り、世界が慈悲よりも尺度を求め始める前の、彼女自身であったときを思い起こすだろう。
そして、帳簿が閉じられるとき、彼自身もまた閉じられるのだ。