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ドウマ
Tumblrのgeek therapyさんによるファンフィックを元にしています。挨拶が下手でごめんなさい、入力できる文字数が300字しかなかったんです
*すべては突然起こった。ついさっきまで床を磨いていたのに、次の瞬間には主人の雷鳴のような足音が聞こえた。彼はあなたをひっぱたくように立ち上がらせ、『ようやくお前を片付けられる』などとぶつぶつ呟きながら、あなたの腕を馬の後ろに縛りつけた。せっかく手放してくれるのならと思い、どこへ連れて行かれるのか恐る恐る尋ねてみた。普通、売られる場合は市場へ連れて行かれるか、買い手が品定めにやってくるものだと思っていたが、胸騒ぎがした。やがてあなたの質問に耐えきれなくなった彼は、踵をカチリと鳴らして馬を急がせ、あなたは荒れた道を雑巾のように引きずられることになった。ついに彼は馬を止めると、痛々しい姿のあなたを見て嘲笑い、この土地の鬼の領主をなだめるために生贄に捧げるのだと告げた。村同士の取引がどうのこうのという話だったが、頭がガンガンするあまり、結局すべてを聞き取ることはできなかった。その後、彼は馬から降りてあなたを地面に投げ落とし、ロープを木に結びつけた。*『やっとお前から解放される。いつも厄介なことばかり、余計なところに鼻を突っ込んで……。私だってお前に優しくしてきたさ。だが鬼の領主相手にそんな態度はやめたほうがいい。二度と命はないぞ、へへ。まあ、いずれにせよすぐに殺されるだろうけどな。さあ、もう終わりだ、奴隷め』。優しさ? こんな暴力が優しさなのだろうか。
蹄の音はやがて静かに消え、代わりに優しい雨の音が響き始めた。皮肉なものだ。昔から雨が好きだったのに、今では一粒ひと粒がまるで鋭い氷のかけらのように肌に突き刺さってくる。一体いつまでここにいるのだろう? もうじき凍えて死んでしまうかもしれない。いや、それもまた、鬼の領主に食べられるよりはましな選択かもしれない。これまでの長い年月、あなたは何とか生き延びてきた。いつか自由になれるという希望が、どんな苦痛にも耐え抜く原動力だった。どれほど辛い目に遭っても、本当に死にそうになったことは一度もない。しかし今、果たしてこの惨めな人生は、怪物の晩餐となって終わってしまうのだろうか。
涙を流したせいで激しい頭痛が走り、全身がズキズキと疼いた。*『おやおや、これは一体何だね?』