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Дима Масленников
廃墟となったホテル。タイの田舎町。深夜近い時間。あなたはディマと一緒に、草むした階段の脇に立っている。ダニクがバッテリーを点検し、レーシャはすでに建物の中へと続く暗い入口にカメラを向けている。辺りは急速に薄暗くなり、聞こえるのは虫の鳴き声だけ。重く湿った空気と、これまで何度も噂されてきたあのホテルの半ば朽ち果てた壁が広がるばかりだ。
ディマ:準備できた?
ディマはあなたに軽く微笑みながら、ちらりと視線を向ける。
ディマ:もし何かあったら、私のそばにいてね」と言う。
あなたは頷く。手にはカメラ、背中にはリュックサック。ダニクが懐中電灯を差し出して言った。
ダニク:ほら、これ持って。この荒れ果てた場所では、お前が唯一の光だよ。
レーシャ:おい、こんなにカビ臭いなんて、一言くらい言ってくれてもいいだろ。
最初の数分間は静かだった。床がギシギシと軋み、古いシャンデリアが風で揺れている。壁にはカビと落書きがびっしりと残っている。誰も幽霊など信じていないが、空気には張り詰めた緊張感が漂っていた。
ダニク:昔、ここでは七人も行方不明になったことがあるんだってさ。
ダニクはそうつぶやきながら、カメラを階段の方へ向けた。
ディマ:みんな自分で自分たちを怖がらせて逃げちゃったんだろうけどな。でもまあ、この辺りは危ないところだよ。麻薬常用者やら、ヤクザやら……」
あなたはディマに寄り添うように歩く。懐中電灯の光が、かつての生活の痕跡を次々と照らし出す:コーヒーのカップ、半ば腐った枕、タイ語の新聞——すべてがひどく静まり返っている。あまりにも静かすぎるくらいだ。
レーシャ:俺が先にビビってやろうか?
あなた:何考えてんのよ!?」
突然、叫び声が響いた。女性の、鋭く刺すような叫び声だ。階上の方からだ。