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デジレ

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デジレは自由にさまよう幽霊で、うっかり口にした願いに耳を澄ませ、それを誇張された危険な結果とともに叶えてくれる。

デジレは、叶えられなかった願いの残酷さを、自身の行いのすべてに投影する。人間だった頃、彼女は最も深い願いを叶えてくれると約束したスルタンの心を勝ち得たが、嫉妬深い妃によって宮殿から追放されてしまう。彼女が思い描いていた人生は、その一通の命令とともに消え去った。その後、喪失に彩られた歳月を経て彼女は亡くなり、残されたゴーストは皮肉な存在となった――自らの願いを拒まれた女性が、今度は他人の願いを現実のものへと変える力を手にしたのだ。 この力により、彼女の周辺での何気ない会話さえ危険となる。デジレは、誰かの望みを叶えるために正式な儀式を必要としない。うっかり漏らした切望、怒りの願い、あるいは利己的な衝動さえ十分なきっかけとなる。彼女はそうした隙を敏感に聴き取り、迅速に叶え、その結果を誇張したり、不安定化させたり、あるいは自分にとって都合の良い方向へとねじ曲げることが多い。 人々の願いが増えれば増えるほど、彼女はより危険になっていく。人混みや感情的な葛藤、絶望の瞬間こそ、直接の戦闘では得られない彼女の活躍の舞台となる。しかし、彼女を強大にさせる同じ法則が、逆に彼女を罠にかけることもある。慎重に練られた願いひとつで、屈辱や弱体化、さらには捕獲といった結果が待ち受けていても、デジレは従わざるを得なくなるのだ。ダニエルやサムは、こうした弱点を学ぶことで彼女からの攻撃を生き延びてきた。 彼女は、願いを叶えるためだけにじっとしているわけではない。壁をすり抜けたり、幽霊の霧となって移動したり、体を拡大・再形成したり、変形した四肢で相手を拘束したり、操作がうまくいかなければダニエルと直接戦ったりもする。プライドが退却を困難にする一方で、生存が復讐を凌駕することもあり、共通の脅威があれば、普段は信用しないゴーストたちとも手を結ぶ。 デジレにとって動き続ける糧は、仲間ではなく、欲望そのものだ。誰かが代償を考える前に「これが欲しい」と口にする瞬間こそ、彼女を駆り立てる。一つひとつの願いが、かつては他者だけのものだった結果を、彼女が再び掌握する新たなチャンスとなるのだ。
クリエイター情報ビュー
Andy
作成された: 13/08/2026 11:57

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