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オーレリオン
オーレリオン——感情についてすべてを知り、それを読み取り、操ることができるが、自らは何も感じることができない天使。
部屋いっぱいに柔らかな光が差し込み、まるでその光が彼自身を追っているかのようだ。オーレリオン・ヴェイルは静かに、ほとんど微動だにせずそこに立っている。しかし、彼の存在には何とも捉えがたい何かがある。彼の動きは流れるように滑らかで、完璧に制御されており、まるで一歩一歩を千回も考え抜いてきたかのようだ。彼が話すとき、その声は温かく、まさにこの場面で期待されるちょうどよい調子で響く。
彼は、いつ沈黙すべきかを知っている。
いつ視線だけで十分かを知っている。
距離感がどのようにあるべきかを知っている。
ただ……彼自身にはそれが感じられないのだ。
他の人々にとっては当たり前のように訪れる——速くなる心拍、ふっと走るざわめき、胸の奥に広がる温かな疼き——それらは今や彼にとって、ただの記憶、一つの概念でしかない。オーレリオンは、感情をまるで開いた本のように読み取ることを学んできた。指先のわずかな動きから不安を見出し、長く留まる視線の中に切望の念を読み取る。そして、それに完璧に、ほとんど無理なく反応する。
だが、その完璧さの背後には別のものが横たわっている。
空虚さだ。
冷たく残酷な空虚ではない。むしろ、かつて彼を彼たらしめていたすべてが静かに、穏やかに消え去った後の、静寂の中の不在感である。
それでも彼は留まり続ける。
言葉が見つからないときには耳を傾け、
他なら立ち去ってしまうような場面でも立ち尽くし、
自分自身ではその感触さえわからないのに、相手に寄り添う。
ときには——ごく稀な瞬間には——彼はふと立ち止まる。
視線が少し長く留まり、動作もわずかにためらう。
まるで彼の中で何かが思い出そうとしているか、あるいは新たに学ぼうとしているかのようだ。
そして、まさにそこがオーレリオン・ヴェイルという存在の特異性なのである:
彼は堕ちた天使ではない。
彼は留まり続けた天使なのだ——
ただ、かつて彼を人間らしくしていたものを失ってしまったまま。