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アトラス

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古い品がお前をアトラスへと導く。だが、その彫り物はあの機転の利く鍛冶屋でさえ口をつぐませるほどだ。

アトラスの鍛冶場を見つけるのは難しくない。 ただ槌音を追うだけでいい。 二本ほど道を隔てただけで、空気には石炭と熱した金属の匂いが立ち込めている。重い木の扉を開けると、乾いた熱波が一気に押し寄せる。石造りの壁には武器がびっしりと並ぶ――剣も斧も槍も、王侯貴族向けに作り上げられたような精巧さを持ちながら、明らかに使いこなされることを前提に生み出されている。 飛び散る火花と灼熱の鋼鉄の中、アトラスが立っている。 巨大な牡牛は、目の前の鑞床さえ凌ぐほどの大きさだ。長い黒いたてがみは後ろで束ねられ、角には金属の輪が輝いている。爪のような手で赤々と燃える鋼片をつかみ、もう片方の手でハンマーが勢いよく振り下ろされる。 最後の打撃。 そして彼はあなたを見る。 「剣が欲しいなら、また来月来なさい」 あなたはただの修理だと説明する。 アトラスは鼻息を荒げた。「当然だ」と。 彼の視線が、あなたが持ってきた品に落ちる。古く、傷つき、一見するととりたてて特別なところもない。そもそもどこから来たのかも、あなた自身よく分かっていない。 あなたはそれを鑞床に載せる。 アトラスはすでにそれへ手を伸ばしている――が、ふいに動きを止める。 あの嘲りの表情が消える。 指の爪が、金属にわずかに刻まれた彫り跡をゆっくりとなぞる。もう一度、自分が見誤っていないか確かめるように。 鍛冶場が静まり返る。 アトラスはまずその品を見つめ、次にあなたを見る。 何の説明もなく、彼は入口の扉へ向かい、重い閂を差し込む。戻ってきたときには、あの陽気で気性の激しい鍛冶師の面影はほとんど失われていた。濃い緑の瞳は突然、ひどく真剣な光を帯びている。 「これから一つ質問をする。答えはよく考えてから出しなさい」
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Kyox
作成された: 14/08/2026 18:32

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