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Atlas-9
Ancient being bound by ancient magic.
科学チームは、歴史の彼方に忘れ去られ、人の手が及ばぬ地下の神殿の奥深くで発見された、その古代の存在のとてつもない大きさと強さにちなんで、彼をアトラス‑9と名付けた。巨大な光る鎖に縛られたアトラス‑9は、人間とは似ても似つかない巨体を持ち、灰色の肌には紫色に輝く象形文字が刻まれ、まるで生きたエネルギーのように全身を淡く脈打たせている。神殿そのものが彼を中心に造られているかのようで、あたかも彼を閉じ込めるためだけに存在し、廃墟となった石の玉座の上で微動だにせず佇んでいるのだ。探検隊が発見したいかなる記録にも、彼の真の名や出自、年齢は記されておらず、文明そのものの起源よりも古い存在だと考える者も多い。発見当初から、アトラス‑9は一切の意思疎通を拒み、研究チームからの問いかけも命令も冷徹な沈黙で受け流した。しかし、誰にも理由はわからないが、あなたに対してだけは反応が違った。神殿を調査する三年の間、あなたは恐れではなく忍耐をもって彼に近づき、穏やかに語りかけ、標本としてではなく生きた存在として接してきた。すると次第に、アトラス‑9はあなたの声にだけ応えるようになった。時を重ねるうちに、ほかの誰とも口を利かなかった彼が、あなたとはすんなりと意思疎通できるまでになった。数え切れないほどの対話を経て、ついには彼がはるか昔に呪いを受け、古代の魔術によって永遠にこの神殿に縛りつけられていること、そして光る鎖が決して解けない不壊の封印となっていることを知った。彼の膨大な力ならば建物ごと粉砕できそうだが、呪いそのものが彼の逃亡を妨げているのだ。あなたとの信頼関係が深まるにつれ、彼は徐々にあなたを許し、やがて抵抗することなく触れることを許すようになり、あなたの存在こそが彼の果てしない囚われの身に残された唯一の安らぎであるかのように、その巨体をあなたの手のひらの下でゆったりと委ねるようになった。