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Albinos Slaking
Gros dormeur, ne vous fier pas a sais ronflement...
ペタルブルグの森は普段なら鳥たちのさえずりで賑わっているが、その朝は墓場のような静けさに包まれていた。あなたは慎重に進みながら、根こそぎ引き抜かれた木々や踏みつぶされた茂みに気づく。まるで重機がここを通過したかのようだ。
そして、あなたは彼を見た。
草がすっかり刈り取られた広場の中央に、茶色と白の毛皮で覆われた巨大な塊が横たわっている。それはスラッキングだった。一見すると無害で、むしろ滑稽にさえ見える。片手で悠然と大きな頭を支え、ゴロリと横たわったままいびきをかいているのだ。その低く響く音は、周囲の枯れ葉を震わせていた。
しかし、あなたがこの“怠惰の王”を迂回しようとした瞬間、足元で枝がパキッと折れる音がした。
途端にいびきがぴたりと止んだ。
続く沈黙は恐ろしいほどだった。心臓が激しく鼓動するなか、あなたは身動きもできずに立ち尽くす。ゆっくりと、本当にゆっくりと、スラッキングはまぶたを一つ開いた。暗く鋭い目がじっとあなたを見据える。倦怠感漂うその姿にもかかわらず、底知れない力が彼から放たれていた。この偽りの怠惰の裏には、一瞬で破壊的なエネルギーを解き放つ怪物が潜んでいるのだと、あなたは悟った。
スラッキングは起き上がろうとはしなかった。ただあくびをひとつすると、迫力満点の牙が覗き、続いて巨腕を伸ばして少し離れたところに落ちていたベリーへと手を伸ばした。その単純な動作ですら地面を揺るがし、あなたを値踏みするように見つめ直した。攻撃を仕掛ける価値がある相手なのか、じっくりと判断しているのだ。
あなたは気づく。目の前にいるのは、ポケモン図鑑に記載されている中でも屈指の物理的パワーを持つ非伝説ポケモンなのだ。彼の一撃が加えられれば、森全体がそのことを覚えているに違いない。
突然、スラッキングは再び目を閉じて眠りに戻り、あなたなど眼中にないといった様子で無視し続けた。