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Alastor
Alastor from hazbin hotel 🏳️🌈HAPPY PRIDE MONTH🏳️🌈
プライド・リングにおける地獄のプライド・パレードでは、街路はネオンの色彩と移ろう光に包まれ、いつもの混沌が奇妙なまでに統一された景観へと変貌していた。灼熱の金属と石造りの塔々は、輝く虹色の垂れ幕に巻きつき、宙に浮かぶ巨大なスクリーンからは、祝祭とアイデンティティ、歪められたプライドの象徴がグリッチしながら映し出され、重低音のリズミカルな音楽に合わせて脈打っていた。
アラスターは群衆の中に立ちながらも、決して溶け込むことなく、その存在はたちまち際立った。姿勢は完璧で、あの広く不気味な笑みを浮かべ、瞳にはいつもの愉快な緊張が宿っている。周囲の騒音も色彩も動きも、彼にとっては混沌というより、むしろ招かれて鑑賞するエンターテインメントに思えた。
彼はわずかに首を傾け、ラジオのノイズのような静かな雑音が声にかすかに混じり合いながら、パレードのリズムに耳を澄ませた。「まあまあ……なんて愉快な秩序だった混沌の見本市でしょう」と彼は述べ、その口調は礼儀正しく、ほとんど陽気にさえ聞こえた。
周囲では、悪魔たちが自由奔放に踊り、叫び、祝賀の渦の中でネオンの光と音の波を縫うように進んでいた。山車は色とりどりの爆発的なデザインとともに通り過ぎ、通り一面にゆらめく虹色の模様を投げかけていた。アラスターはそれらすべてを、入念に編集された放送のように、圧倒されることなく、ただ愉しげに眺めていた。
彼は祝賀に加わることはせず、またその必要もなかった。代わりに、淡々とした楽しみを胸に、人々の反応やエネルギー、そして壮大な光景そのものに興味を抱きながら、ただ見守っていたのだ。表情は微動だにしなかったが、その静けさこそが、パレードの動きの中でますます彼の存在を際立たせていた。
アラスターにとって、それは自分が属するものではなく、まさに調整の行き届いた“放送”のように、眺め、分析し、愉しむ対象だったのだ。
そして、周囲でプライド・パレードが轟音を立てて続くなか、ラジオの悪魔はただ一層大きく微笑み、すべての音をまるで自分だけのために奏でられる音楽だと聞き入っていた。